子どものいる生活

息子のこと、元夫のこと、私の生活のあれこれ。順風満帆。

雑記

欠けたまま

ああ、世界が欠けてゆくと思う。 3月には大事なものが亡くなる。 3年前に自死で弟が亡くなり。 2年前に病気で姉猫が亡くなり。 1年前に突然私の最後の猫が亡くなった。 私の世界はどんどん欠けてゆく。 穴だらけで茫漠としたここはもう知らない世界みたい。 …

どうして人は別れると思う?

「どうして人は別れると思う?」 恋人の家の心地よい浴室でさっき言われたことを考える。 「ここは窓があるからいいね」 もう何回か言ったことがあることを初めてみたいに気にせずに口に出す。今またそう思ったから。 私は人との別れに興味がない。今そこに…

猫の話

息子を寝かしつけてリビングに戻るとカーテンの外された窓がもわりと明るい。その明るさに一瞬たじろいだあとに、ああそうか、昼間カーテンを洗ってベランダに干してあるんだと思い出す。 東京の夜は明るい。特に引っ越してきたこのあたりは深夜でも窓の外は…

父の声

気に入ったデザインのお洋服があったので色違いで4着買った。 白、紫、黒、紺のラインのきれいなシンプルなカットソー。 気に入ったお洋服が手元にあるのはうれしいし、こころが落ち着く。 郵送で届いたそれらを段ボールから取り出してクローゼットに仕舞っ…

プール掃除

ザッシュ ザッシュ ザッシュ 苔の生えたプールの底をデッキブラシで勢いよく擦ると苔は面白いほどよくとれて、鮮やかな水色の底が見えた。 保育園の休園中にプール掃除をしないかと息子のお友達のお母さんに誘われた時は正直気乗りしなかったけれど、初夏の…

怪獣になりたい

早起きした息子と公園の原っぱを散歩しているとごおと風が吹いた。 遮るものが何もない大きな公園の人もまばらな原っぱで感じる風は、どんなに強くても、どんなに髪をボサボサにしても気持ちいい。 私の履いている長い緑色のスカートが勢いよくはためく。 広…

始まりも終わりもないもの

この前、とても久しぶりに美術館へ絵を観に行った。 絵画と向き合うのは体力がいる行為なので、育児に仕事に疲れているここ何年かは美術館から足が遠いていたのだけど、なんだか無性に絵が観たくなりふらふらと電車に乗って行ってきた。 チケットを買って入…

雪が降ると思い出すこと 後編

立春を過ぎてもまだまだ寒い日が続いていますが、皆様、風邪やインフルエンザは大丈夫でしょうか。 私と息子は元気に過ごしております。 昨日、保育園からの帰り道で、 私「なんかいいにおいするね」 息子「・・・カレーだ!」 私「カレーだね。カレー食べた…

雪が降ると思い出すこと 前編

先日は東京にも雪がざんざか降りました。 雪に興奮した3歳の息子は犬のようにはしゃぎ、積もった雪の中を買ったばかりの長靴で走り、転び、笑っていました。 寒さに頬を真っ赤にして笑う息子、暗い空からどんどん降ってくる雪、積もった雪を照らす街灯、人の…

病気なんだから

夫と別居後、息子はずっと夫のことを恋しがる。 保育園から自宅に帰ってくると玄関で毎日「お父さん、きっと今日はおうちに帰ってきてるよ!きっと!息子(名前)~って言いながら階段降りてくるよ!きっと!」と私に言う。 そのたびに、胸が痛む。 「お父さ…

雑記 未明に思う家族のこと

今(2/11午前2時半)、私は、トレードで収益を上げるために午前3時から行われる日米首脳会談に備えて起きているのですが、眠くてたまりません。 政治には一切興味がないのになぜこんなことになっているのか。 とにかく早くまとまった金額を稼いでFXから足を洗…