子どものいる生活

息子のこと、元夫のこと、私の生活のあれこれ。順風満帆。

雑記 夫とのその後 躁転

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夫から「息子は僕が育てる」

「君とはもう一緒に暮らすつもりはない」

「自己破産するから自宅は差し押さえられる。一人で出て行ってほしい」

と言われて一週間。

心は暗闇に閉じ込められたような日々でしたが、表向きは息子と思い切り遊び、家事を滞りなく行い、夫とも笑顔で会話しています。

週末には家族で水族館へいく予定です。

 

しかし終わりの日は近い。

 

夫は話していると冷静なようですが、息子を一人で育てると宣言しておきながら、引っ越し先も保育園も何も探していない様子。

日々、自己啓発本を読み、糖質制限ダイエットをして過ごしています。

そして暇さえあれば寝ている。

2歳の息子より睡眠時間が長いほど眠っています。

 

ああ、これはおそらく躁転です。

ちょうど一年ほど前、双極性障害発症の時も眠ってばかりいたかと思えば、突拍子もないことを言い出し「別れたい。息子は僕が引き取る」と言ったことを思い出しました。

薬を服用しているからでしょうか去年よりはいくらか冷静に見えますが、言っていることと行動はほとんど同じです。

 

だからといって本人はいたって自分が正常なつもりですから今の段階で私ができることはあまりありません。

まだ暴言や暴力はありませんし。

ただ、傾眠傾向、そわそわする、多弁、行動的というような症状がみられるだけ。

さて、これから病状はどうなるのでしょうか。

もし悪化したならこんどこそ退職です。

自己破産して退職したなら彼はどうやって暮らすつもりなのでしょう。

 

私と別れたいとの主張は躁の度にあるのですが、今回こそ夫の本心かもしれない。

だとしたら私にできることは何もない。

 

本当になんて厄介な病気になってくれたのか。

しんしんと悲しみが肩に内臓に降り注ぎ、その重さで身動きがとてません。

保育園が大好きな息子。

「息子(名前)のおうち!」と自宅に帰ってくる息子。

彼から保育園も家も奪うことになるなんて。

それだけじゃない。

引っ越せば、息子と何度も足を運んだ児童館、公園、デパートにももういけないでしょう。

息子から日常を奪うことが何より辛いです。

 

私を拒否し、私からの経済的援助を拒否して、自己破産手続きを済ませた夫はいったい何を考えているのだろう。

保育園を探さないでいるのはどうしてなのだろう。

全てが病気のせいなのかしら。

ああ、去年の今頃も何度も「正気に戻って」と思ったな。

 

まあ、借金がなくなるのはいいことだし、私は世田谷に何の愛着もなくてもう少し田舎で暮らしたいと常々思っていたのだけれど。

それにしても夫の不可解な行動に息子を巻き込むわけにはいかない。

 

私はどうする?

膝を抱え闇のかなたを見据えながら自問する。

心は静か。

大切なものがわかっているから。

あのね、私はね、夫と出会って、息子を産んで、これまでの人生で私が落っことしてきたものを拾い歩いているような感じなの。

家族がね、とても大事だよ。

 

病気はよくなる。

きっと。

 

息子は守る。

すべてから。